今帰仁の森が自信を持ってお届けする、沖縄最高峰の逸品
いつも「アグーしゃぶしゃぶ今帰仁の森」をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
当店がお客様にお届けするしゃぶしゃぶの主役。
それは、数ある沖縄のアグー豚の中でも、圧倒的な希少性と極上の旨味を誇る「又吉アグー」です。
なぜ「幻の豚」と呼ばれるのか。なぜこれほどまでに美味しいのか。
一度は絶滅しかけたアグーの復活劇と、当店のあくなきこだわりをご紹介します。
1. わずか0.3%の奇跡。「純血アグー」復活の歴史
今でこそ沖縄を代表するブランド豚として知られるアグー(琉球在来豚)ですが、実は昭和初期から戦後にかけて、一度は完全に消滅しかけた過去を持っています。
アグーは一般的な白豚に比べて体が小さく、一頭から取れる肉量がわずかです。さらに成長スピードも遅いため、戦後の効率性を重視する市場の中で西洋種との交配が進み、純粋な在来種はほぼ全滅状態となってしまいました。
絶滅の危機を救った「3人の情熱」
この危機に立ち上がり、現代にアグーを繋いだのが、1970〜80年代に奮闘した3人の先駆者たちでした。
- 名護宏明 氏(陶芸家): 1970年代、アグーの消滅に危機感を覚え、私財をなげうち沖縄全土を東奔西走。アグーの特徴を持つ島豚を買い集め、復活の“種”を守り抜いた。
- 島袋正敏 氏(名護博物館初代館長): 1981年に在来家畜の保存計画を立ち上げ、純粋に近いアグー約20頭を集めて博物館での飼育を開始。執念で絶滅を食い止めた。
- 太田朝憲 氏(県立北部農林高校教諭): 博物館から豚を引き取り、高校の農場で周囲の反対を押し切って飼育・研究を継続。10年もの歳月をかけて戦前の姿に近いアグーを復活させた。
この3人の執念がなければ、今私たちがアグーを口にすることは絶対にできませんでした。
現在、様々な交配種(ハーフなど)が市場に出回っていますが、この琉球在来の純血統を厳格に守って育てられた「純血アグー」は、沖縄の黒豚全体のわずか約0.3%。そのため、今でも「幻の豚」と呼ばれ続けています。
2. 幻の中の幻。名護・又吉農園の「又吉アグー」
当店で使用しているのは、その奇跡の純血統をいまに受け継ぐ、名護の「又吉農園」から特別に仕入れている「又吉アグー」です。
その年間生産数は、わずか400頭。
これは沖縄県内に出荷されるすべての豚の中の、わずか0.1%という驚異的な少なさです。
「幻の豚」と呼ばれるアグーの中でも、さらに一握りの最高峰の純血種です。
大自然に抱かれた「放牧飼育」へのこだわり
本部半島に位置する安和岳(あわだけ)の麓。
抜群の透明度を誇る湧き水と、豊かな森に囲まれた広大な敷地で、子豚たちは大自然の中をのびのびと走り回って育ちます。
ストレスフリーな放牧環境により、肉質が驚くほど柔らかく育ちます。
もちろん、飼育の全過程において抗生物質や成長ホルモン剤は一切使用していません。
3. 数値が証明する美味しさ。白豚の「3倍」の旨味ととろける脂
又吉アグーの美味しさは、単なる希少性だけでなく、科学的な数値としてもはっきりと証明されています。
- 圧倒的な旨味: 旨味成分である「グルタミン酸」は一般的な白豚の約3倍、アミノ酸は約2.5倍。
- 驚くほどヘルシー: コレステロール値は、一般的な豚肉の約4分の1。
- とろける脂身: 脂の溶ける温度(脂肪融点)が非常に低いため、口に入れた瞬間に人間の体温でスッと溶けていきます。たくさん食べても胃もたれせず、上品な甘みだけが広がります。
当店でしゃぶしゃぶをされる際、お鍋にほとんど「アク」が出ないのは、お肉の鮮度と、この良質な脂の質の高さを証明しています。
4. 今帰仁の森で、一生の思い出に残る一夜を。
職人が限界まで薄く、美しくスライスした極上の「又吉アグー」。
今帰仁の農家さんが大切に育てた新鮮な島野菜とともに、当店の芳醇な特製出汁にサッとくぐらせてお召し上がりください。
目の前に広がる今帰仁の美しい大自然と、どこか懐かしい静寂に包まれながら、沖縄の歴史と生産者の愛が生んだ「幻の味」に舌鼓を打つ――。
ここでしか味わえない、一生の思い出に残る特別なディナータイムを、ぜひ心ゆくまでご堪能ください。
皆様のご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

参考文献
又吉観光農園WEBサイト
https://matayoshinouen.com/
内閣府WEBサイト「なぜ沖縄は「豚食文化」なのか?歴史から紐解く沖縄と豚の物語」https://www8.cao.go.jp/okinawa/8/2023/okinawahukki50/content/eat02.html